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2009年2月 5日 (木)

恵方参りの文化

そういえば節分と言えば昨今、恵方巻きを食すという習慣が流行っている。

これを70年代に大阪の海苔業者が始めたということを書いてる半可通が多いが、実際に大阪の下町で育ち、お爺さんお婆さんの話を聞ける場に居る私としては、それは違うと断言できる。


少なくともオカンが幼少の頃からあった。70年代なんてことは絶対にない。大阪の下町風習としてかなり歴史があるもののようです。

大阪では節分は巻き寿司食うもんだったのです。

七草粥のようなもので、節分には家で巻き寿司作るものだったけど、寿司屋で売るようになって楽なので買ってくるようになった。その後最近ではスーパーやらでまで売るようになったと聞いております。


私の地元が節分法要で有名な、あびこ観音からチャリで数分の近い地域にあるというのも関係しているのかもしれない。江戸期に隆盛を極めたあびこ観音の節分厄除け信仰と恵方巻きは実は不可分なのかもしれない。

他に起源には江戸末期説がありますが、私はこちらのほうが信頼性あると思います。

その土着風習を広く展開したのが海苔業者で、近年にはさらにTVやコンビニを通して全国展開するに至ったわけですが、

これの起源は江戸期の節分厄除け信仰にまで遡るものであろうと思うのです。

節分のあびこ観音参道の商店街では、厄除け饅頭だの厄除け●●はいろいろ売りまくりです。

厄除けいわしというのもあるそうです(http://ameblo.jp/mahina/entry-10069708002.html)

そういう大阪町人文化の中の1つが、急に外でも取り上げられたというのが実際のところではないでしょうか。私はあびこ観音の節分厄除け信仰と関連して、江戸末期説のほうが信憑性高いと思います。少なくとも戦前ではある。




さて、恵方巻きで思い出しましたが、江戸期には「恵方参り」という風習が全国的に広まっていたことが知られています。

これは初詣の先駆的なもので、その年を司る神=歳徳神の方向へ御参りするという風習です。

道教や陰陽道的な暦や占いの考え方ですね。

その方角を「恵方」という。


ですので、昨今は初詣というとオキニの神社へ参拝になっていますが、昔は毎年家に対して恵方の方角にある神社や寺に御参りするもので、毎年違うとこい行くという文化があったのです。

そのほうがマンネリじゃなくてテーマパークとしての神社仏閣参りとしては楽しそうでいいなあなどと思います。

地図見て知らなかった神社や寺に行くきっかけにもなるし、新しいこと知ったり新しい土地への出会いがあったり、いい文化なんじゃないかと思うのです。

恵方参りの文化復活すればいいのになあと思います。


よっぽど信心深いとか古風な人でなきゃ、昨今初詣を恵方参りしてる人なんか居ないと思うんですが、

神社仏閣めぐり好きな人なら、あえて恵方参り復活させてみてはどうでしょうか。


今年の恵方は東北東だそうである。(うーん鬼門)

うちからだと東北東つーとどこに行けばいいのだろうか。生駒とか?

ちなみに初詣は寒かったから行ってない。(神社仏閣や民俗は好きだけど、全く信心深くは無いのでした)

まあ今は既に正月ではないもんの、実は旧正月だし行ってみるのも一興か?

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