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2009年2月 2日 (月)

環境宗教学とは何ぞや?

毎日新聞1月19日号掲載、「田原由紀雄の心のかたち」のコーナーにて、「芽吹く環境宗教学」という記事があった。

なんでも昨年末に「環境倫理と宗教文化」というテーマで、「現代における宗教の役割研究会」(大村英昭会長)の第55回研究会議が京都市内で開催され、

基調講演で兵庫県立大教授の岡田真美子さんが、さまざまな供養に託された生命観、倫理観を分析し、「供養」という宗教儀礼に埋め込まれた「環境倫理」で伝承する重要さを訴えたそうである。

インド学者の原氏はインドの文献研究から古代インドにおける「不殺生戒」を話したそうだ。

その他、アイヌの熊送りのイヨマンテ、貝塚でのあの世送りの儀礼、捕鯨の村での鯨法会、針や人形など物に対する供養など、環境と絡めて語られたそうである。


岡田氏は日蓮宗の寺の住職夫人でもあり、仏教文献学の研究者だそうですが、8年前より環境を宗教的な完成で捉え、自然と人間の関係を探る「環境宗教学」を提唱し、世界最初の環境宗教学の学者になったとのこと。


…って学問の域までいけてるのだろうか?

宗教に限らず、古代からの生活の智恵と風習はクロスオーバーするのは普通なはなしであり、信仰や風習は実はその民族集団の生活の智恵がベースになっているということは多々あるように思います。

ですので、古来からの信仰や風習から、現代に活かせる生活の智恵を論理的にピックアップするという仕事は意味があるのかもしれない。(学問かというと分かりませんが)

「環境宗教学」と宗教にターゲットを絞るより、「環境民俗学」としたほうがいいのではないかと思いました。

宗教や信仰は民俗に含まれる1要素でしかありませんが、宗教だけでなく雑多な民俗にこそそういった智恵はあると思うので、これをやるなら宗教に狭めてしまうのはそれこそ「MOTTAINAI」。

(あとそのような「生活の智恵」を、環境にだけ限定するのももったいないような。環境とは関係無いけど、人間社会において価値があるようなもんはあると思うので)


岡田氏のサイト

http://www.shse.u-hyogo.ac.jp/okadamk/

環境宗教学についてもいろいろあるようだ。


宗教が現代、世界的にも人々の生活と乖離していってる現状があり、

それには古臭い迷信や、非効率などいろいろ理由はあるのでしょうが、宗教は人に何を与ええるのか?ということはこれからの宗教はみな考えなければならない問題であると思います。

こういう視点も大事だと思います。


「現代における宗教の役割研究会」第55回研究会議についてはこちらでレポートを書かれてるかたがおられた。


「現代における宗教の役割研究会」(コルモス)第55回研究会議に参加して@南山宗教文化研究所「科学・こころ・宗教」プロジェクト

http://gpss-japan.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/55-090f.html


パネルディスカッションなど、なかなか熱い感じのようです。

ちょっとこの研究会は注目かもしんない。

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