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2009年11月19日 (木)

なぜか中国女神

なんか歴史の妙というのはありまして、なぜかいきなり同時期に被った事象が起こるということがままあります。


先の道教展もそうなんですが、道教への関心が世間で高まってるのかなと思います。

道教関係の書籍が最近良く出てる印象が。


そんな中、道教本でもそれマニアックすぎるだろう!って書籍が出てるので紹介。

購入迷い中でまだ買ってないけど書店でチラ見だけしてきましたが、かなりニッチな世界の本だなと感じました。


まず1冊め


『満洲娘娘考』

著者:奥村義信

出版社:慧文社

発売時期:2008年12月

価格:8400円

ISBN:9784863300224

http://www.keibunsha.jp/books/9784863300224.html

満洲娘娘(にゃんにゃん)考

満洲娘娘(にゃんにゃん)考


中国の女神「娘娘(ニャンニャン)」を詳述!のコピーのとおり、中国の神話や民間伝承における神様についての本。それも女神に限定。


旧満洲国政府の特設調査機関「満洲事情案内所」の所長であった奥村義信が当時調査した記録をまとめたもの。満州を当然主なフィールドとするわけですが、台湾媽祖宮、朝鮮三神堂といったものにも触れている。

これがこの時期に復刊する意味が分からないわけですが、非常に貴重な記録であるといえましょう。



2冊目はこれ


『中国女神の宇宙』

著者:過偉 君島久子 新島翠

出版社:勉誠出版

発売時期:2009年4月

価格:9,030円

ISBN:9784585032250

http://www.bensey.co.jp/book/2100.html

中国女神の宇宙

中国女神の宇宙


まったく上記と同じコンセプト!前者が文化と絡めて風俗調査といった視点であるに対し、こちらはより図鑑風に網羅する路線。

案内によれば、

>考古遺跡や古文献に現れる女神、今なお伝わる民間信仰の女神、全て1000余人の中国女神に関する膨大な資料を、

>歴史的・地理的に網羅。理論づけや取捨選択をせず、生のままの資料を引用紹介する一大女神資料集。

…とある。

実際見ましたけど、漢族の神々だけじゃなく、少数民族の神にまで触れていて、道教神ではない民間信仰の出自の神までも手を広げており、この本はちょっと凄い。

もちろん漢族伝承以外の神は掘り下げがおそらくまだまだ浅いのだろうけれど(十分詳しいようにも思えるが)、けど触れること事態が貴重であり素晴らしい。

しかもなぜか女神限定であるところがまた謎のコンセプト。


しかし半年ほどのあいだに、こうも似た狙いの本が2冊出るというのはなんなんでしょうか。

時代は中国女神なのでしょうか。

にゃんにゃんって響きがなんかカワイイ。

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