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2010年1月26日 (火)

「となりのマエストロ」2010/01/17

1/17に志村けんのバラエティー番組「となりのマエストロ」で仏像鑑賞入門みたいのやってたので見た。

今回は仏像マエストロということで「仏像ガール」という人が出てきて印の説明とか、如来と菩薩と天の違いとか説明していた。

http://www.mbs.jp/maestro/oa/20100117/


若い頃から仏像鑑賞が好きだったそうで仏像鑑賞ノートが公開されてたが、カクガリとかなんとか書き込んであり、いわゆるみうらじゅん見仏記的な見方です。

それはそれでいいと思うんですが、あくまでそれは邪道、ザブカル的に「あえて」男前仏!とかいうて愉しむというものだと思うんですね。邪道なもんと分かった上で、サブカルとして楽しむもんだと思うんです。


ところが、仏像ガールさんは、こういう楽しみかたでいいんです!そういうものなんです!…と断言して仏像に無知なかたがたにやっちゃうので

そりゃマズいんじゃないの?と私は思いました。


…というのも、仏教の仏像って、単なる神像とか偶像とはちょっと意味違うじゃないですか。

仏教は自己研鑽により悟りを開こうというベクトルの宗教で、求める境地や教えを表したものが仏像であり、半分経典みたいなものだと思います。

教えや悟りの境地を図像化したものに曼荼羅図なんてものがあったりしますが、仏像もまたそういう図像化という意味合いがある。

男前な像や!みたいのはあくまでサブカルなんだと思うんです。このあたり誤解産む説明で正直マズイと思いました。


例えばコーランを、

本の装丁がカッコエー!このコーランは挿絵が変な絵で笑える!…これがコーランの正しい楽しみかたなんです!これでいいんです!

…つったらイスラム教徒は「ふざけんな!」と言うと思います。

コーランの中味こそが重要なわけで、そんな本の装丁がどうこうを言うのでいいとはとても言えない。

仏像も同じで、そういうありがたい教えを伝えるものであるという認識は当然必要だと思います。

その上で、あえてサブカル的な見方をしてみよう!っていうのはおもしろいと思うんですが(みうらじゅんさんとかそうでしょ)、それが普通ってのは、仏教徒に対して失礼じゃあないかなあ。

こんなの見てみんな勘違いしだしたら、マジメに参拝してる仏教徒の横でそれじゃあ失礼だと思う。そんな状況が各地で散発したらどうするんだということです。

あくまで本来の意義を理解したうえで、そういう邪道な楽しみ方してるって自覚あるならそれは別にいいんです。そういう人は本来の意味も分かってるし、真剣な人の邪魔にならぬよう楽しむでしょう。

ただ単にそういう邪道な楽しみ方が当然みたいにTVで紹介しちゃったら、短絡的なミーハーが勘違いしちゃわないか心配です。

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