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2010年12月15日 (水)

中論宗が現代に復活!?平和寺

中論宗 平和寺をなのる単立の仏教系新宗教の寺院があるようです。

http://www.heiwaji.or.jp/

中論?


開山から現在まで。

昭和47年

原爆犠牲者と海洋戦没者及び陸軍戦没者をはじめとして太平洋戦争の犠牲者の供養寺として開山を目的として、靖国会館で第1回創立会を開く。

昭和50年10月

天城湯ケ島町の達磨山標高906メートルの頂きに開山。

昭和52年4月

湯ケ島町長、県道路公社、厚生省、地元公益法人報徳社などの公費で第1期工事着工。

昭和53年

台湾・トラック島へ遺骨収集 3回派遣。

昭和53年10月

正殿・仏間など落成。

昭和54年6月

納骨堂落慶、観音立像完成。

昭和55年~

サイパン・台湾等へ遺骨収集のため派遣。

平成9年

未帰還軍人軍属供養、久遠の霊灯、萬霊之塔建立の申請許可。

平成12年2月

本堂焼失。

平成14年9月

韓国朝鮮人犠牲者 第一次奉還  大阪南港フェリー ~ 釜山港

                遺骨48柱  霊位52柱  合計100柱

平成14年11月

韓国朝鮮人犠牲者 第二次奉還  成田空港 ~ ソウル空港

               遺骨52柱  霊位240柱  合計292柱

平成14年12月

韓国朝鮮人犠牲者 第三次奉還  福島空港 ~ 仁川空港

                  遺骨47柱  霊位104柱  合計151柱

平成15年3月

韓国朝鮮人犠牲者 第四次奉還  札幌空港 ~ 仁川空港

                   遺骨51柱  霊位50柱  合計101柱

平成15年6月

韓国朝鮮人犠牲者 第五次奉還  関西空港 ~ 仁川空港

                  遺骨102柱  霊位200柱 合計302柱

平成17年4月

本堂再築会議開催。

平成20年8月

本山紫燈護摩道場にて、晋山護摩法要開催。

平成20年11月3日

13時より本山紫燈護摩道場にて、本堂再建法要及び十一面観音菩薩(人間国宝作)の招来、開眼法要。

平成21年7月28日

韓国の禅学院 天佛寺と姉妹縁組を締結。

本山東京事務所に於いて、天佛寺會主 道峰和尚 臨席のもと、姉妹締結及び国際仏教フォーラムの調印式を執り行われた。

平成21年8月15日

世界平和祈願 採燈大護摩供厳修

平成21年8月26日

韓国釜山に於いて遺骨返還式。110体の遺骨を母国に返還。

平成21年11月3日

世界平和の鐘 2基設置 初打鐘式。

マーシャル共和国連邦駐日大使の御臨席。採燈大護摩供厳修。

平成22年5月3日

大護摩供厳修。

平成22年8月15日

大護摩供厳修、並びに観音像除幕式を執り行いました。

http://www.heiwaji.or.jp/rekishi.html

そもそも戦没者供養というのが目的で、靖国で決起され、作られた寺ということですか。いやね、韓国の寺院と組んでどうたらってんで、また総連の工作寺院か?と思って見てみたんですけど、ちゃいますね。韓国の寺院と提携みたいですし。おそらく。


だが、バックボーン的にはよーわからん。出自からは遺骨収集の右翼団体系かな?つー気はするんですが。

国際仏教フォーラムの調印式うんぬんとあるので国際仏教フォーラムってなんじゃ?と調べる。


中国の新華社の報道がこっちにあった。

無錫で第2回世界仏教フォーラム開幕、閉幕は台北

江蘇無錫28日発新華社電によると、同日、世界の50近い国と地域の1700人余りの高僧・大徳、著名な仏教学者、政府要人および社会各界の人々が絵のような風景の江蘇省無錫霊山に集まり、第2回世界仏教フォーラムの開幕式に出席し、世界の調和と衆生の無事・健康を共に祈った。


開幕式には中国人民政治協商会議(政協)全国委員会副主席・共産党中央統一戦線工作部部長の杜青林氏が招かれて出席した。杜氏は第2回世界仏教フォーラムの開幕に祝意を表した後、次のように述べた。


▽「和合」思想は、人類文明の伝承と進歩に溶け込み、中華民族の歴史と文化に鋳込まれている。「和」は一種の承認と尊重で、人心の温和、人間間の和順、社会の調和、世界の平和を追求する。「合」は一種の凝集と協力で、和して同せず、互いに寛容であり、小異を残して大同に付き、共に生き共に長じることを提唱する。

(中略)

▽中華民族は平和を愛し、調和を尊ぶ民族である。中国人民はつねに変わらず平和、発展、協力の旗印を掲げ、相互利益・ウィンウィン(共に勝者となる意)の開放戦略をとり、世界各国との交流・協力を積極的に発展させ、国際的金融危機への対応に積極的に参加し、世界の経済成長、人類文明の進歩のために力を尽くし、世界各国人民と共に、平和が持続し共に繁栄する調和した世界づくりを推進している。

(中略)

中国仏教協会会長一誠、国際仏光会開山宗長星雲、香港仏教連合会覚光各氏が今フォーラムの議長団議長を務めた。一誠会長は、今回のフォーラムは世界仏教の大会、仏教文化を示す盛典、両岸仏教の和合(調和と共働)による盛挙になるだろうと述べた。


パンチェン・ラマ十一世のパンチェン・オルドニ・チュキジュブは、今フォーラムが2000余年の仏教の歴史的伝承をもつ中国で開催されることは、現在中国の社会が調和、安定し、信教が自由であることをよく証明するもので、中国が世界平和を守り促す国であることを示していると述べた。


国際慣行と仏教の教義に基づき、フォーラムは大会発言と公開討論を有機的に結合した形式がとられる。期間中、中国仏教文物展、中国仏教写真特別展、中国仏教陶磁器芸術展、現代仏教工芸品展、趙樸初遺墨兼中国仏教書画芸術展などの展示活動および「霊山盛典」の公演も行われる。フォーラムが台湾で開催される際にはさらに、贈り物として、仏教映画「玄奘西行」「法門寺」「千年菩薩路」3本のプレミアショーが開かれる。


開会式には世界各地の漢伝、藏伝、南伝3大語系の仏教指導者、世界宗教者連盟事務局長バワ・ジェイン氏ら主要国際仏教組織の責任者、ベトナム宗教事務委員会主任グエン・セ・イン氏ら外国の政府要人が出席した。

http://www.china-news.co.jp/node/3146


ん?これ中国のイベント?

中国共産党の共産党中央統一戦線工作部部長が出席とか、中国共産党のパンチェン・ラマ(ホンモノの少年は連れ去られたまま行方不明。生きてるかも疑わしい)がスピーチしたり、相当に香ばしいイベントに見えるんですが…


台湾の新聞社でも報道があった。


「第2回世界仏教フォーラム」が3月30日から台北で開催@台湾週報

 この「第2回世界仏教フォーラム」は3月28日に中国の江蘇省無錫で開幕後、30日から台北に会場を移し開催されもので、国際仏光会が主催し、台湾の国内からは法鼓山仏教基金会、仏教慈済慈善基金会、華梵文教基金会、台湾仏教会、中華仏教青年会、中華仏教居士会など500近くの仏教団体が参加し、閉幕式は4月1日、台北アリーナで開催され、この時に世界の平和祈念の祈りが捧げられる予定である。同フォーラムは国際仏教界における一大行事であり、今回は両岸の仏教界が初めて台湾海峡を越えて共同で行うものでもある。


 今回の同フォーラムのテーマは、「世界の和解調和、人々の縁の和合」である。その特色としては、同フォーラムは平和交流において尽力するというものであり、国際的な仏教界の主な指導者の出席を要請しており、台湾では有名な各仏教寺院がフォーラムを開催し、世界の仏教徒のために交流、協力、対話のプラットフォームを構築し、さらには仏教文化の国際的な認知度をアップし、これにより双方間の和解調和の相互連動を増進するものである。


 同フォーラムは30日に台湾に会場を移した後、31日に各寺院、大学などで引き続き国際国流、宗派の融和、慈善活動、芸術・文化事業、組織管理、仏教の現代性などのテーマを研究し、論文発表および深く掘り下げた研究などが行なわれる予定である。


 「世界仏教フォーラム」は2005年に発足したもので、仏教界が初めて共同提携し主催した世界的な仏教大会であり、第1回目の同フォーラムは2006年4月13日~同16日に中国大陸で開催された。

http://www.roc-taiwan.org/ct.asp?xItem=83657&ctNode=3591&mp=202&nowPage=65&pagesize=15

国際仏光会というのが主催するものだそうです。

あと「仏教界が初めて共同提携し主催した世界的な仏教大会であり」は大嘘だな。世界仏教徒会議とかずっとやってんじゃん。

最近新宗教の念仏宗なんかがカネ出して参加したり日本で開いたり昨今やってる全世界仏教サミットなんてのもあるが、それと同じレベルじゃなかろうか…失礼ながら。

ダライラマと中共版のパンチェンラマを両方同席させて議論させるくらいやってくれにゃあ、こんなの中共のプロパガンダにしか見えんよ。


国際仏光会について調べると、ずいぶん前に記事にした、日本でも各地に寺というか道場というか作ってる台湾の佛光山・仏光会のことのようです。

あんときは深く調べなかったけど、佛光山・仏光会や、主催者の星雲大師について詳しく調べてくれてるサイトがあった。


佛光山(仏光会)について調べてみた@山の愚者の国際分析(仮)

http://elfire.blog73.fc2.com/blog-entry-97.html

■星雲大師について

◯出身は中国本土である "江蘇省江都県生まれ"

◯中国本土と強力な繋がりを持っている。 "台湾だけでなく、中国大陸や香港でも信者数が増え、中台関係の改善に寄与したい願いも持つ。"

◯台湾は中華である、という考えに組みしている。 "良識のある中国人なら、皆、中国統一を願っているに違いない。しかし、この統一は、こちらがそちらを統一するとか、そちらがこちらを統一するという意味ではない。一種の平和、平等な統一である。"

◯中国本土の大学と連携していることから、少なくとも中共とは対立していない。 "大師は中台の学者の手を結び合わせて「普門学報」を創り、北京大學、四川大學、人民大學、南京大學の助力で「法蔵文庫」を成立させました。そして近代100年の中台佛学修士、博士論文を収録して「中国佛教学術論典」100冊を出版しました。 "


以上の公式情報から、少なくとも、親中派で中国本土出身の中華民国(台湾)人であり、最終的には中台の統一を望んでいる人物と分かる。


ふむ。なるほど。台湾仏教というけど、実際には極めて中共寄りの人物みたいですね。

まあでなきゃ佛光山が現在のように中国本土でいっぱい成長なんかできませんし。



まあ結局結論。このイベントは、佛光山という1宗教団体が主催するものに過ぎず、それに中共政府が乗っかって、自前のパンチェンラマの宣伝やらなんやら中台向けにやってるっつーもんですな。

日本人はなんも関係無いイベントです。本来。

なんで、調印式なるものがこの日本の新宗教、平和寺で行われてるのか意味不明。

次回は平和寺主催で日本開催でもする気なんかね??

「赤いパンチェン・ラマ」を日本に招いて講演でもさせるなら、実におもしろいなあ。

ダライ・ラマ系のチベット仏教ばかり知られてるけど、明清時代から、モンゴルのチベット密教やら、明清化したチベット仏教とかもあったわけでして、そういうものの現代版なのかも?みたいな疑問もあって、赤いチベット仏教も関心ありますね。

「赤いチベット仏教」が、単なる無宗教が是の共産主義政府の、カッコだけの宗教で、プロパガンダでしかないのかなんなのかというのも含めてね。

平和寺やってる人らを私は正直胡散臭いと思ってますが、本気でこのイベント招致でもする気なら、ぜひなにかと注目集める赤いパンチェン・ラマ呼んで議論を起こしてくださいよ!期待してます。



平和寺については、こんな気になる情報も。


小室哲哉:イーミュージック=セレコム(倒産)=民主党増子輝彦議員のユナイテッドパワー@匿名党

http://tokumei10.blogspot.com/2008/11/blog-post_06.html


あの、小室とモメてたイーミュージックの社長が、平和寺の代表役員になってるとある。ゴッドプロデューサーKAZUKIとギャラでモメて裁判する!とかやりあってたイーミュージックですね。

さらに平和寺の以前の表記では、代表役員・貫長:宮松昭男、執権役員:岸本武勝 専務役員:三宅國秀となっていて、

株式会社セレコム 代表取締役 岸本武勝。これは親会社があのISPのMTCIで、逮捕されたMTCI会長の早川優はイーミュージックのオーナーでもあるという。

確かにゴッドプロデューサーKAZUKIや中井天山のSAGEのほうでもこのことは明かされてたそうで。

ただ3月終わりには、ほぼ同時期にイーミュージック役員とKAZUKI・SIZUKUが、

国際宗教連盟という謎の団体の役員になっていたりするので、

(3/27早川優=イーミュージック特別顧問兼宗教法人平和寺本山権僧正代行/3/31KAZUKI・SIZUKU)

http://tamanet.at.webry.info/200904/article_2.html

一方、専務役員:三宅國秀のほうは、ユナイテッド・パワー株式会社の代表取締役で、民主党の増子輝彦絡みでニュースになったそう。

民主党「次の内閣」(ネクストキャビネット)で経済産業大臣を務める増子輝彦参院議員(61)=福島選挙区=が、マルチ商法に絡んで経産省から昨夏に業務停止命令の処分を受けたインターネット機器販売「ユナイテッド・パワー」(東京都新宿区)の監査役に就き、月20万円の報酬を得ていたことがわかった。増子議員は処分後、監査役を辞任した。朝日新聞の取材に「社長は30年来の友人。どのような営業をしているかは処分を受けるまで知らなかった」と話している。

http://www.asahi.com/politics/update/1102/TKY200811020196_01.html


むむむ。この匿名党ってサイト、おもしろい。凄い繋がり拾ってきて紹介してるなあ。

まあともかく、平和寺については、自身で「早川優=イーミュージック特別顧問兼宗教法人平和寺本山権僧正代行」つってんだから、中井天山周辺とも通じてるんだろう。


しかしあのMTCIの会長がイーミュージックに絡んでたり、こんなとこで出てくるというのはネット暦だけは長いひととしてはなんだか凄く懐かしい。

あと、また中井天山with世界宗教連盟SAGEやゴッドプロデューサーKAZUKIが私の前に現れたことにビックリです。


(追記)

イーミュージックと平和寺が代表・住所。FAXが同じというのがこちら、20YearAfter-TMN通史というサイトが追ってくれている。(話題になったせいか現在は変更されてるが、ちゃんとコピー取ってくれてる)

小室哲哉逮捕

http://tamanet.at.webry.info/200811/article_1.html

http://tamanet.at.webry.info/200811/article_4.html


それにしても…中井さんさあ、口では中共批判しながら、この中共寄りの香りのする平和寺を身内に取り込んでるというのは矛盾してませんか?

そんで金剛大阿闍梨問題でチベット亡命政府と敵対してるわけでしょう?

悪いけど、はたからみてると、どう見ても中国共産党寄りの立場で、ダライ・ラマ及びチベット亡命政府の活動の撹乱やろうとしてるようにしか見えないです。

フリーチベット!つーお題目も、似非右翼みたいな手法で小銭稼ぎと、フリーチベットの活動を撹乱したいだけじゃないの?と思えてくるんですよねえ。

ゼニを生む、ビジネスとしてのフリーチベットというか…

違うってんなら、協力者きちんと精査してはいかがでしょうか?

幽閉されたパンチェンラマ少年の問題を隠して、赤いパンチェンラマを宣伝するようなイベントを持ち上げるようなのって、フリーチベットを言うなら完全に間違ってるでしょ。


あと、中論宗は無いわ。どこがどう中論なんだ。

ついでに気になる情報として、絶版ですが、1991年10月に、西岡呑舟という著者でポケットブック社(現、ゴマブックス)より『 60歳からの生きがいの見つけ方~中論宗・その僧籍への誘い』なる本が出ているが詳細不明。

http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?free=%82U%82O%8D%CE%82%A9%82%E7%82%CC%90%B6%82%AB%82%AA%82%A2%82%CC%8C%A9%82%C2%82%AF%95%FB&vague_search=1&x=39&y=8

これ、平和寺と関係あんのかな?それとも中観仏教ってだけ?でも僧籍への誘いとかいうてるし、新宗教寺にありがちな免状ビジネスの香りもするし。詳細知ってるかたいましたらコメント欄にでもヨロ。

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