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2014年11月21日 (金)

月光山洗心庵の疳の虫切りの荒唐無稽

『疳の虫』というのは、子供の夜泣きや癇癪をそういって、古来虫が悪さしてるとされ、
民間呪術者の間で疳の虫払いという祈祷などが行われたという迷信がある。
それを盛んに売りにしているのが、月光山洗心庵でありました。

庵主の道陽さんによれば、疳の虫というものは明らかに居るものだそうである。

http://s.webry.info/sp/tousenji.at.webry.info/200807/article_3.html
今日は午前中夜泣きが激しいという一歳のお子さんを連れて、若いお母さんが見えました。
お子さんはまだ、小さいのでじっとしていません。
それでもあやしながらなんとか加持がすみ、お子さんの手の甲からにょきにょきと…。
産毛のようなものが出てきました。
“あのお~、もし良かったらお母様もやってみます?”
という問いかけに、お母様もかんのむし除を行なうことに。

するとー。
長ああ~い、糸状のものが指の間からニョロニョロと。
(中略)
人の身体の中には心騒がす虫がすんでいる。
昔から伝わっている民間加持ですけれど、こうしてニョロニョロと出てくるものを見ると、
不思議だなあ、と加持をしていて思います。
ここ続けて成人した方対象に行なってみましたが、
結構、ニョロニョロと出てくるので汗、汗です。


http://tousenji.at.webry.info/200906/article_2.html
【疳の虫(かんのむし)切り講座】   受講生募集
イライラ、ムカつき、キレル。
ちょっとしたことで癇癪を起こしやすいのは、
体の中に疳の虫(かんのむし)がいて、その虫が騒ぐからと起きる、古来よりいわれています。
疳の虫切り、疳の虫除を修得したい方、伝授いたします。

ほんとにその虫いるのかなあ、と誰もが思います。
写真は疳の虫切りを修法しました方からでてきた疳の虫です。


http://tousenji.at.webry.info/201007/article_1.html
かんのむし封じ、または、かんのむし切りは、室町時代の鍼灸文献、針聞書にも乗ってます虫を、体内から追い出すことをいいます。
昭和になってから、このかんのむしは皮膚や粘膜に棲む糸条虫の一種であることがわかりました。この糸条虫が何らかの具合で、感情のイラつき、ムカつき、ストレスを増長させるのではないか、と思われます。
ここの部分の研究が進めば、現代人に多い病にも貢献できるのではないか、と思います。
かんのむし加持は数分で終わりますが、子供のかんのむしには原因しているものがあります。
それは、両親の姿なんですね。
かんのむしは決して、摩訶不思議、霊的なものではありません。
人間に棲む虫『糸条虫』というものが研究され、判明すればよいのですが。



疳の虫の写真まで複数上げて現実のものとして語っておられます。
しかも、『糸条虫』の一種で、現実に存在するものであって、霊的なものではないという。
なのに「加持」でそれを払えるという。
矛盾しまくりの説明ですよね。
現実の条虫類の生物であれば、加持祈祷でナムナムしたところで意味は無いはずだし、それこそ現実に出たってなら、それを大学の研究室で調査すればいいはず。なぜそれをしない?

疳の虫が加持祈祷で払えると申してるなら、これは虫なんかじゃないのでしょう。とにかく言っていることが不合理である。


また、気をつけたいことがあって、水子供養寺でもあるこちらの寺院は、師匠の元円満院門跡、三浦道明氏の理論を受け継いでおり、また師への絶対帰依をたびたび語ってきている。

師の三浦道明氏の水子理論を検証してみよう。

「円満院の水子供養は多くの人生相談から自然発生的に生まれたものである。
何をやってもうまくいかない、病気がちである、不幸が重なる、よく子供がケガをする。
孫がおかしくなった---など、様々な相談が持ち込まれるが、実に98パーセントの人に供養されていない水子があることに気がつく」

「七万霊に及ぶ水子供養の中から統計をとると、まず第一の影響に同系列の子供があげられる。
現在の子供の情緒障害など難しい問題をかかえた背後には必ずといってよいほど水子があるという事実がある。
これには母親、父親が異なっても影響度があることを認めざるを得ない」

「不運に悩まされている人の背後に供養されていない水子が必ずといってよいほどある。
それを供養することによって素晴らしい結果を得、運を開き幸福を手にしているということは何を意味し何を物語るのであろうか。」
(以上『仏事のこころ』より)


つまり、三浦道明理論では、子供の情緒障害の裏には、必ずといってよいほど水子の影響があるというのです。
じゃあ疳の虫は? 当然この三浦道明理論によれば、それは水子に結局繋がる話なのです。

しかも、水子は堕胎経験無くとも、末代まで祟るとのことですから、
親が、祖先が…という文脈で堕胎経験無い奥さんにでも、水子供養するように誘導は可能な論理と言えます。極めて危険な悪用可能な思想です。


菅原道明氏は、三浦道明の弟子で、水子供養はもちろん、霊符伝授講座も、気功も、出家斡旋も三浦道明氏時代に始まっているビジネスを踏襲しており、
当人もことあるごとに師への絶対帰依を語り、師の水子論理を用いて説明しています。
同じ思想にあると想像することが可能です。


…とすれば、疳の虫封じという事業、すなわち裏に水子の害があるという認識にいっても全く不思議ではない。
子供の情緒不安定で祈祷してもらおうと行ってみたかたが、水子供養に巻き込まれるという流れは果たして無いのか?
著書によれば、三浦道明理論では、それらは*必ずといっていいほど*水子の害のはずなのです。


疳の虫が現実に*居る*という論理も、私は極めて疑わしい荒唐無稽なはなしと思っています。
現実に居るといったり、実際に見せるという手法、しかもそれを加持で払えるとしたり、極めて胡散臭いと言わざるを得ません。
虫が出たなら検体保持してしかるべき場所でちゃんと研究しましょーよ?学者の前で出して見ましょうよ?おかしなことを彼女は言っている。
薬品でも水に混ぜて手を洗わせれば、繊維状の皮膚のはがれとか可能じゃないかとも思いますし、ホラ写真見て!出たよ!…から虫が実際に居るとの断言は早合点できるはなしじゃないです。


そして、それがさらに末代まで祟る論理で水子供養に紐付けされうる危険性があり、懸念せずにはおれません。

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